TOP>Features (特集ページ)>2016 ノート選び、もうひとつのポイント

2016 ノート選び、もうひとつのポイント文具王・高畑正幸氏が選ぶ、
「機能性ギミックを備えた4冊のノート」

今回は、文具王:高畑正幸さんが選んだノートを4冊ご紹介します。筆記具がある以上、それを受けとめるノートも大切な存在だと高畑さんは言います。ノートといえば、まずは紙質が気になりますが、ノートを選ぶもうひとつのポイントである「機能性ギミック」にフォーカスを当ててみました。高畑さんならではの視点で選んだ、4冊のノートをご紹介します。

文具王:高畑正幸さん

文具王:高畑正幸さん

1974年香川県丸亀市生まれ。テレビ東京の人気番組「TVチャンピオン」全国文房具通選手権に出場、1999年の第2回、2001年の第3回、2005年の第4回大会にて3大会連続優勝を達成し、「文具王」の座につく。文具メーカー「サンスター文具」では商品企画とマーケティング部に所属。2012年にサンスター文具を退社後、同社とプロ契約を結ぶ。きだてたく氏、他故壁氏とともに、文具トークユニット「ブング・ジャム」を結成。さまざまな文具イベントやWEBサイトで活動を行っている。
マークスの直営店「グラフィア横浜店」の「M’s Select curated by Masayuki Takabatake」コーナーには、高畑さんが選んだ100点以上の文具がラインアップ。好評を博している。


【機能性ギミックを備えた4冊のノート】

書くものと書かれるものは文具の基本。筆記具は言葉を紡いで、絵を描いて、思ったことを表現する道具だからもちろん大事。素敵なペンはいつでも話題です。

でも、ノートはその表現を受け止めて、残したり、展開したり、頭の中にあるものを一旦取り出して置いておくとても重要な場所ですから、こちらもいいかげんにはできません。

もちろん心地よく使うための紙質にもたくさんの種類があって大事ですが、ノートそのものの物理的な工夫で、情報を携帯したり、検索したり、また、頭の中の考えを編集したりするサポートをしてくれる、言わば考えるための道具のようなものもあります。

今回は、そんな機能的なシカケを持ったノートの中から4冊をご紹介します。

【ふせんを使って思考を編集する / EDiT アイデア用ノート】
2015年日本文具大賞デザイン部門優秀賞

クリエイティブな思考を育てるノートとして設計された、横型のリングノートです。
全体を把握しやすく、思考を伸ばしやすい横長の紙面に、自由な書き込みの邪魔をしない最小限のドット方眼。

もちろんノートとしてはこれで充分機能しますが、最大の特徴は付属のふせんボード。
黄色とオレンジの大小様々な付箋が整然と付箋が敷き詰められたボードには、ノートのリングに引っかける小さなツメが付いていて、ページの横につけたり、取り外したりしてすぐ使える状態にできます。

発想の種となる小さなアイデアを付箋に書いて、並べたり組み替えたり、時にはノートをはみ出したりしながら考えを整理・編集できるので、モヤモヤして るときは付箋をどんどん使ってみましょう。

【見出しはすでに用意されている / ウロコノート】
2013年日本文具大賞デザイン部門グランプリ

ウロコノートはページにあらかじめ見出しとなるインデックスが用意されているノートです。
ページの上端は不思議な形の段差があって四角が4つ並んでいます。

この四角い部分は、ミシン目で縁取られていて、ここを切り取って折り返すと、ページの上端からはみ出して、インデックスになります。まさにこれがウロコノートの所以。これならシールものりも不要で簡単に見出しをつけることができますし、不要になればもとにもどすことも簡単。

不思議な形の段差は、折り返した インデックスがノートの表紙からはみ出して折れたりちぎれたりしないためのもの。
思い立ったときに道具がなにもなくても整理してすぐに見返せる、まさに目からウロコのアイデアがつまったノートです。

【目的のページを素早く検索 / アクセスノートブック】

内容を参照する際に目的のページに素早くたどり着けるノートです。
冒頭に目次ページがあり、各ページにはページ番号が印刷されています。

右手で持つと指掛けに親指が誘導され、そのままめくるとページ番号が指先に見え、裏表紙に折り目があり、硬い裏表紙ごとパラパラとページをめくることができるので、目的のページを素早く探し出すことができます。

サイズ はA5より少し大きく、A4の書類を二つ折りにして貼り付けても紙の端がはみ出しません。

他にも、フラットに開く製本、サイドインデックスや、中身が見やすい透明ポケットなどさまざまなアイデアを採用。

書きこみやすく、読みやすい、情報を整理・検索しやすくするための機能を満載したノートです。

【とりあえず大丈夫という安心感 / STORAGE.it】

ちょっとした打ち合わせや、昼休みに食事に出るときなど、ノートとペンぐらいは携帯しておきたいタイミングはしばしばです。

しかしノートを持てば、ペンだけでなく付せんなど、ついあれこれ携帯したくなるもの。かといってペンケースをいっしょに持つのは面倒です。STORAGE.itは、透明で丈夫なファスナー付きポケットカバーをかぶせたノート。

ポケットはマチ付きで余裕の容量。これならペンはもちろん、ふせんやクリップ、USBメモリーなどこまごました物も入れておけます。入れた物が外から見えるので常に中身を把握でき、チケットなども取り出さずに座席確認できたりと便利です。

「これさえ持てばとりあえず大丈夫」という安心感をセットできるノートです。