田河早紀さん / 総合広告制作会社 営業・手帳スタイリスト
子どもの頃から文房具や手帳が大好きで、中学1年生から本格的に手帳を使い始めたという田河早紀さん。手帳に掲げた夢や目標を書き、実現していく中でEDiTの1日1ページ手帳に出会い、以来8年間毎日に欠かせないツールとなっています。
現在は広告会社で働くという転職の夢も叶え、プライベートでは"手帳スタイリスト"として手帳で夢を叶える方法をSNSやブログで発信中。
「EDiTは仕事でもプライベートでもいつもそばにいる相棒のような存在」―そう笑顔で語る田河さんの、手帳とともに過ごすポジティブな毎日とその手帳術について聞きました。
PHOTO : 井関信雄
他の手帳を探しても、やっぱりEDiTが一番
キラキラのシールやカラフルな色ペン……女の子なら誰しも愛らしい文房具に夢中になる年代がありますが、田河さんもまた、文房具が大好きな子どもでした。そしてその延長線上にある手帳にも小学生から憧れを抱き、中学生から手帳によるセルフマネジメントを開始。勉強や部活、アルバイトに忙しかった高校生のときにも、手帳にとても助けられたそうです。
そんな田河さんは10年ほど前から1日1ページタイプの手帳を使いはじめ、2010年にEDiTに出会ってからは、そのシンプルなデザイン、サイズ感、記入スペース、紙質など、すべてが気に入り、8年間使い続けているそうです。
「実は一度別の手帳を使ってみたことがあるのですが、結局はEDiTが使いやすくて、戻ってきてしまいました。毎年たくさんの手帳を見て探すものの、なかなか浮気ができません(笑)」
予定よりも“やりたいこと”、“なりたい姿”を重要視
田河さんの手帳には、目標ややりたいこと、うれしかったことなどのポジティブな言葉があらゆる場所にちりばめられています。
「手帳に書き込む内容は、“何をするか”より、“どうありたいか”を重要視しています。やりたいことを常に見えるところに書いておくことで、自分への意識づけやモチベーションの維持につながるんです」
【デイリーページ】
① その日の目標やテーマを書き込んで、日々のモチベーションをキープ
② TO DOは決まったスペースに箇条書きで記入。終わった項目はチェックし、持ち越してしまったことは赤で書き足して、後日のTO DOに
③ 文字は基本的に黒。赤=外出、青=社内の予定、ピンク=プライベートなど、後から色ペンでアンダーラインを足していく。目標や感想など、心の動きは波線で
④貼るだけでページがかわいくなる「ライフログ用マスキングテープ」などをプラスして、気分を盛り上げることも
【月間プランニングページ】
①その月のテーマを書き込むスペースには、前月の月末に次月をどんな1ケ月にしたいかを計画して記入
②その月にやりたいことや習慣化させたいことをリストアップ。途中段階でも着手状況を確認しながら、完了した項目にはレ点、着手中の項目には半分だけ塗りつぶしを
③固定費以外で購入したものをメモ。いつ購入したか振り返ることができるので、無駄づかいのセーブにも
④「年間プラン」に項目分けして書き込んだ目標を見ながら、できたことや反省点を月ごとに振り返り。特に意識しておきたいことは赤の波線でマーク
無理をしないことが楽しく手帳を続けるコツ
「見やすく使いやすくなる方法、楽しく続けられるコツを常に探しています。だからずっと使い続けているうちに少しずつ使い方は変わっていきました。以前は色ペンをたくさん使っていましたが、仕事が忙しくなるうちにペンを持ち替える余裕がなくなってしまって。今は、忙しい平日は黒一色で書き込み、週末など時間が空いたときに後から強調したい部分や予定ごとの色分けでアンダーラインを足していく、というスタイルに落ち着きました」
面倒だと思うストレスが少しでもあると手帳から遠ざかってしまう原因にもなり、続かなくなってしまう。手帳を続けるためには無理をしないことが大切だと、田河さんは考えます。
振り返りのための1人時間をつくる
広告会社での仕事は出張や打ち合わせも多く、多忙な日々を送る田河さんですが、週末には意識的に1人の時間をつくり、カフェなど自分が落ち着ける場所で手帳に書いたことを振り返るようにしているそうです。“あとからカラーペンを引く”という行為があることも、自然と手帳を見返す習慣につながるのだとか。
「“My Meeting Time”と私は呼んでいます。この時間に、色ペンでラインを引くほか、進捗をチェックしたり、気づきや思ったことを書き加えたりしています。やりたいことを書くだけではなく、書いたことをしっかり振り返り、改善点を次の行動につなげる。こうしてPDCAを回すことで、忙しい毎日でもやりたいことを後回しにせずに、モチベーションをキープすることができるんです」
「手帳に書く→振り返り行動する」のサイクルで夢をかなえる
前職では、憧れだったウェディング業界に飛び込み、ウェディングプランナーになるという夢をかなえた田河さん。その後は社長室にて商品企画に携わった経験から、プロダクトの魅せ方・売り方について追求したいという思いが生まれ、2017年には総合広告制作会社「博報堂プロダクツ」に転職。そして2018年、夢のひとつでもある「自分の手帳術を紹介し、人の夢をかなえるサポートをする」という“手帳スタイリスト”としての活動への一歩を踏み出しました。
2018年8月末に開催された、ロフトが手帳売り場を博覧会に見立てて展開する「ロフト手帳博」のキックオフイベントでは、田河さんが自身の2018年の手帳に書き込んだ「手帳講座を開く!」という目標を達成。田河さんが実践する「手帳に書くことで夢をかなえる手帳術」について、ミニセミナーが行われました。
「手帳に宣言することで、またひとつ夢がかなった!」と、EDiTに書き込まれたたくさんの夢ややりたいことを、行動し、振り返り、ポジティブな力につなげていく田河さんのこれからの活躍が、ますます楽しみです。
Profile
- 田河早紀 Saki Tagawa
総合広告制作会社 営業 / 手帳スタイリスト
総合広告制作会社「博報堂プロダクツ」にてプロモーション領域のプロデュースを担当。クライアントと制作側とつなぐ架け橋として、多種多様な施策を推進する傍ら、2018年より“手帳スタイリスト”としての活動をスタート。書くことで夢をかなえる手帳術について、SNSやブログを中心にさまざまな発信をしている。
blog:https://ameblo.jp/sksksk512/
Instagram:saki1988.official