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使い方

【方眼ノートの使い方】
ビジョンを意識し、行動するための「レビューノート」

方眼ノートの使い方 / ビジョンを意識し、行動するための「レビューノート」 方眼ノートの使い方 / ビジョンを意識し、行動するための「レビューノート」
この数年来、「ノート術」や「手帳術」を仕事の軸に、ライターとして雑誌や書籍、Web媒体などの編集制作やライティングに携わるeyeco(ごとうあいこ)さん。

60以上にのぼる人の「書き方・使い方」の取材を通して、自らもノートや手帳のヘビーユーザーになったというeyecoさんに、日頃から実践しているノートの使い方をEDiTのノートを使用しながらご紹介いただきます。
TEXT:eyeco(ごとうあいこ) PHOTO : 吉崎貴幸

ノートや手帳を書くようになって、より強く意識するようになったことがあります。それは、“振り返りの重要性” です。さまざまなプランや目標、ゴールなどを立てて物事を進めたり、日々を過ごす中で、1日の終わりに「今日はどうだったかな?」と少しの時間振り返るだけでも、得るものはあります。

ただ、1日1日で区切っていくと、長いトラックが見えにくい。そこで私は、1カ月ごとにEDiT手帳の月間プランニングページを活用してレビューし、半年後、そして1年後の区切りには、ノートにまとめて “振り返り” をしています。

私の場合はまずいつも、年始にビジョンをつくります。意識することやゴールのイメージをEDiT手帳の年間プランニングページに書き込み、それに沿って、「半年が経ったが、どうか?」という自分への問いかけと確認作業をノートに書いていきます。

半年後に書く「6カ月レビュー」では、印象的なできごとを断片的に書き出すなど、ログ的な要素も強いですが、1年後の「12カ月レビュー」は、「設定したゴールがクリアできたか?」という視点で、“どれだけビジョンを意識して行動できたか”という結果を箇条書きして、総まとめを残します。

ポイント1: 「6カ月レビュー」を、楽しんで書く

6カ月レビューは左右で要素を分けます。右側は、各月で主要だったことや印象的なできごとを抜き書きするスペース。左側は、年間ビジョンに沿って6カ月を振り返ったまとめを記します。

6ヵ月レビュー

① 年号と年間ビジョンを書く

② 6カ月で割り、月ごとに印象的だった出来事を3つずつ書く

③ 6カ月の総まとめを書く

ポイント2: 「12カ月レビュー」は、シンプルに書く

12カ月レビューは、年間ビジョンの成果を書きます。月ごとに結果につながった事象を並べていき、最後に上半期・下半期の総まとめで締めくくります。

2ヵ月レビュー

① 年号と年間ビジョンを書く

② 「水性ペンで書けるマスキングテープ」で月を振り分け、成果を書き出す

③ 上半期・下半期のレビューを書く

半年はちょうど1年の折り返し地点なので、私の場合は、“残りの6カ月のモチベーションを上げる”=“振り返りたくなる” ように、楽しんで書くことを意識しています。カラフルにして、何度もページを開きたくなるように、自分自身に仕向けているんです。

逆に、1年の総まとめは、締めくくり。翌年にどうつなげるかを冷静・客観的に考えたいという意図もあり、淡々と・シンプルに、短く、すっきりまとめています。

「レビューノート」のよさ

▶振り返り習慣がつく

▶ノートに記録することで、いつでも立ち戻れる

▶意識が行動に表れ、自信につながる

▶流れが見えることで、自分の行動や自身を客観視できるようになる

Profile

ごとうあいこ(eyeco) Aiko Goto
フリーエディター&ライター

編集プロダクション勤務を経て、2007年よりフリーランス。『夢をかなえる! 私のノート術』(宝島社 / 2016年)のライティングを担当して以来、文具、ノート、手帳の活用術をテーマとした書籍に数多く携わる。ヘビーユーズのノートや手帳を使った講座やワークショップもときどき開催。英会話と異文化交流がライフワーク。
Web:room510.lomo.jp
Instagram:@room510edit