戻る

楽しもう!スタビロ・スケッチ vol.3ノートをスケッチ仕様にアレンジ。おしゃれな水性ペン「ポイント88」で楽しむ絵日記

EDiTの方眼ノートとpoint88で作った「2week スケッチログ」
EDiTの方眼ノートとpoint88で作った「2week スケッチログ」

スタビロ好きイラストレーターのハヤテノコウジがお送りする、スタビロを語るコラムの第3弾。

今回は「point88(ポイント88)」を使ったスケッチをご紹介していきます。

世界で30億本以上も売れている水性ペン ポイント88

世界で30億本以上も売れている水性ペン ポイント88

ポイント88は、まず全体のデザインに惹かれます。六角形のフォルムに、白いストライプ。色のついたキャップと本体のオレンジの組み合わせが良いですね。

ペン先のサイズが0.4mmなので「文字を書く」「文字を強調する」「スケッチをする」などの、文字と絵の両方の作業にマッチします。細すぎない、太すぎない、ちょうど良いペン先が人気の秘密かもしれません。
ペン先は金属製チップで保護されているので、折れてしまう心配もありません。

型紙を使って、ノートをスケッチ仕様にアレンジ型紙を使って、ノートをスケッチ仕様にアレンジ

文具好きのみなさんなら、気に入ったノートを見つけるとつい買ってしまうけれど、使わないまま溜まっていたり、数ページだけ書いたまま続かなかったり…。そんな経験、ありませんか?

そこで僕がオススメしたいアイデアが、ページの中にフレーム(枠)を作って、その中に絵や文字を描く使い方です。

フレームは型紙を使って、ペンでゆっくりとなぞれば簡単に作ることができます。型紙は四角形や円形などの形で、少し厚めの紙なら何でもオーケー。ショップカード、コースター、プライスカードなどに加えて、自作のフレームなど…。たとえばこんな感じです。

僕が使っているフレームのレイアウトで最もシンプルなのが、ページの真ん中にフレームを1つ置く方法。その中に絵を描けば、ギャラリーに展示された作品のように見えてきます。

コースターで円を描いた例。フリーハンドで正円を描くのはかなり難しいですが、コースターを使えばこの通り、きれいに描くことができます。

ポイントは、型紙を上から指でしっかり押さえて、なぞること。

こちらは、旅行の思い出を描く時に便利なコラージュ型。いろいろな形の型紙を使って見開きページいっぱいにレイアウトします。大きいフレーム(最も印象深い思い出)から順番に埋めていきます。

【実践編】ポイント88を使ったスケッチログ【実践編】ポイント88を使ったスケッチログ

正方形の型紙を使えば、ノートをオリジナルの手帳にすることも可能です。
今回はEDiTの方眼ノート(B6変型)に作った2週間分のスケッチログの作り方をご紹介します。

まずは、型紙を使って、フレームを配置します。

3cm四方の正方形の型紙を使って、薄いグレーの15個のフレームを配置。2週間(14マス)のスケッチのスペースと、ふりかえり用の1マスです。

正方形のフレームの中には、2週間分の日付や曜日を書いておきます。ここではシンプルに、曜日のアルファベットだけを描いています。

方眼のラインを目安にしてフレームを配置していけば、整ったレイアウトに仕上げることができます。この時も上からしっかりと押さえて、慎重に縁どりしてください。

タイトル、スケッチ、キャプションの3つの要素をフレームの中に描くと、後で見返す時にトピックスがわかりやすいです。最後にこのページの思い出をまとめます。

ポイント88を使う場合のスケッチは、描きたい対象のパーツをよく見てから、シンプルに省略してみましょう。

色がきれいなので、パーツの中身をベタ塗りしなくても大丈夫。斜線を使ったり、塗りを省略したりしてもオシャレになります。

ポイント88を使えば、線だけでも十分にスケッチを楽しめるポイント88を使えば、線だけでも十分にスケッチを楽しめる

ポイント88を使った、自作カレンダーによる2週間分のスケッチログが完成です。

その日の楽しかったこと、印象的だったことをポジティブに解釈してから、シンプルな線のスケッチと少ない文字で記録しました。

ペン先0.4mmは文字にも絵にもちょうど良いサイズ。文字も線も塗りの表現も、ポイント88だけで作ることができました。

これならログが続かなかったあなたも、継続できそうな気がしませんか?

ぜひ描きやすいpoint88を試して、楽しいノートライフを体験してみてくださいね。

(文・写真・絵:ハヤテノコウジ)

profile
ハヤテノコウジ
ハヤテノコウジ

文具好きのイラストレーター。身近な文具や画材を使うアーティスト。旅を絵にするスケッチトラベラー。自分の人生の日誌「スケッチジャーナル」作りを研究・推奨している。主な著書は「東京わざわざ行きたい街の文具屋さん」。2021年6月に新刊『スケッチジャーナル 自分の暮らしに「いいね!」する創作ノート』を上梓。

https://www.koujihayateno.com/