カガリユウスケ

プロダクトに宿した「壁の経年劣化」というハプニングアート。

カガリユウスケ(Yusuke Kagari)

バッグブランド「カガリユウスケ」デザイナー。服飾の専門学校を経て、大阪から東京へ活動拠点を移しバッグ制作に打ち込む。2005年、自身のブランド「カガリユウスケ」を立ち上げ、「持ち歩く壁」をテーマにバッグや小物などの作品を展開してきた。ユニークな質感の革製のバッグは国内に限らずアジアでも人気が高い。
https://www.yusukekagari.com

白壁を"育て"、唯一無二の魅力を纏わせる長財布 長財布 ラウンドジップ /白い壁/カガリユウスケ

  • 長財布 ラウンドジップ /白い壁/カガリユウスケ
詳細画像
商品コード:
KYU-WL08-WH
販売価格:
¥43,200 (税込)
個数:
 個

詳細情報

サイズ/H105×W215×D20mm
重量/335g
素材/牛革(Cowhide)+パテコーティング(acrylic)
◎オープンスペース×2
◎ファスナーポケット×1
◎オープンポケット×2
◎カードスリット×12
◎保証書付
◎日本製

レザーに建築材のパテを塗り、壁のような質感を表現した長財布です。
未処理の皮革を使い、白い外壁のような質感のパテでステッチを塗り埋めてステッチを消しています。
縫い目を失ったことで、立ち上がってくる"物質感"が魅力のアイテム。
使い込んでいくうちに「癖」や「生活」など、自分自身を織り込みながらテクスチャーが変化し、唯一無二の魅力が生まれます。

※マークスタイルトーキョー限定ラッピング(有料)
●有料ラッピング/包装紙(商品コード:LAP-EC01-W)
●有料ラッピング/ギフトバッグ(商品コード:LAP-EC02-G)

※無料の通常ラッピングについてはこちら>>

皮革の表情を塗りつぶす「壁」。

ベジタブルタンニンレザーならバダラッシ・カルロ(イタリア)、ブライドルレザーならトーマス・ウエア&サン(イギリス)など、「名門タンナー」の名が知られるようになり、近年レザープロダクトに対する顧客の見方が変化した。表面的なデザインを担う“ブランド信仰”は依然として存在こそするが、レザーの出自や品質に重きを置く顧客が増加した。長く使用することで「味が出る」。または「表情が生まれる」。がしかし、レザーに噛み付いて、その「味」を新品と比べ確かめたことのある人間はいるのだろうか。そして、その「表情」とは?泣いているのか?笑っているのか?


これらレザーの魅力ともいえる特質を、パテの厚塗りにより完全に覆い尽くしたプロダクトが、多種多様な志向性を持った顧客の偏愛・寵愛を受けている。「カガリユウスケ」のレザープロダクトだ。

カバンという「壁」を持ち歩く。

レザーに建築材のパテを塗り、壁のような質感を表現したバッグ。「壁を持ち歩く」というコンセプトのもと、バッグを中心にヒトが生活の中で「持ち歩く」プロダクトをメインに制作している“カバン作家”カガリユウスケ氏が手作業でつくっている。出身地大阪のファッション専門学校では、スタイリスト科に所属していたが、当時の興味は写真にあった。現在のコンセプトの軸となる壁や橋などの建造物、それらに付随する蛍光灯などを写真に収めていたという。無機的な質感を“偏愛”し、ひいては「都市」に強い興味を持っていたカガリ氏は、無数に点在する「都市の劣化」に有機的な生を見出していた。

かつて見た「壁」を増幅する。

カガリ氏の作品群は、一見構造的であるが、それらは柱のない空間だ。「年月を経て、使いながらその劣化を待ち、ひび割れや汚れを獲得して初めて完成する」という壁らしさを持ちつつも、壁そのものを再現することを目的としていない。


大阪・泉州タオルの梱包会社を営んでいたカガリ氏の実家の裏手に、廃工場があったという。ヒトと機能を失い、「かつてあった」という痕跡だけが存在する場所。「あった」「あった」「あった」。廃墟が廃墟であり続ける間、観察者は「あった」という過去の事実を、想像という駆動力で、現在の中に増幅する。「見慣れた」風景とは、むしろ個人の中で膨れ上がったイメージに、外的情報を塗り足して固めたモノかもしれない。


カガリ氏の作品を見て、ある人は、子どもの頃に見た空き地の向こう側にある壁を想起し、またある人は、旅先で見た“異国風情のある”廃墟を想起する。同じモノを観察しながら、異なる風景を想い、また同じようにどこか懐かしく・物悲しく・既視感を覚え、複数の感情が入り混じる。つまり、カガリ氏の作品は「エモい」のだ。

「壁」があるから近づける。

人体との距離が近く、しかしリアル・ファッションから距離を置いた「カバン」というプロダクトが自分に合っていた、とカガリ氏。カバンづくりを始めた当初、市場にはすでにあらゆるタイプのバッグが存在し、「自分はなにをつくることができるのか」と立ち位置を模索した。持ち主とのサイズバランスが重要なカバンが「《個人的》でありたい」というカガリ氏の想いに合致した。「壁」という増幅装置をつけて。


カガリ氏にとって、壁とは顧客との間に入る媒体や境界的要素もあるだろう。顧客とプロダクトのバランスを取りながら、そこに「壁を存在させる」。壁があるから近づける、のかもしれない。

大量生産と一線を画す「#壁」。

「モノとの付き合い方は、生き方にもつながっている」とカガリ氏。とてつもない規模とスピードでモノを製造し、市場にドロップする大企業の存在が、ものづくりを「ブラックボックス化」しているという。「なぜこれが、この値段で売られているのだろうか?という疑問を抱かせない」今のモノとの付き合い方。一方で「こだわり」にはできる限り夢を詰め込み、テーマパーク化させる。顧客たちがスマートフォンを駆使し、自らほしいモノを手に入れSNSで披露する、今の消費のあり方は「カガリユウスケ」の存在をさらに特異なモノにした。「#壁」という記号を登場させ、独自のテクスチャーが共感をもたらし消費行動につなげている。

“エモいわれぬ”質感を纏った「壁」。

1960年代から70年代にかけ、ヨーロッパの現代アート界に多大かつ強烈な影響を与えた「ヨーゼフ・ボイス」。ボイスの有名な思想〈拡張された芸術概念〉は、「目に見えない本質を具体的な姿に育て、ものの見方・知覚の形式を発展させるとき、〈人間はだれでも芸術家である〉」というものだ。あるときは20tにもおよぶ脂肪の塊を展示し、あるときはフェルトのボロ布を纏い野生のコヨーテと暮らすなど、あらゆる表現手段を駆使し、カオスの中から創造性を探った。


都市の混沌を、プロダクトの「壁」として纏わせ、共感とともに増殖させる。“アーティスト”ではなく、あくまでも「カバン作家」を自称する確信犯・カガリ氏は、このアートピースをこれからもバラ撒き続けるのだろう。

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