#1 あの人がやってるなら、きっと楽しい|ライフログ、たのしいかも。
手帳をひらいて、ペンを持つ。
だけど、何を書けばいいのかわからなくて、そっと閉じてしまう——そんな日があってもいいと思う。
“書けない日もOK”、“貼るだけでもOK”。
小さな「楽しい」を残すことから、ライフログははじまるのかもしれません。
連載「ライフログ、たのしいかも。」では、ライフログを気軽に続けやすい「funlog(ファンログ)」とともに、自分らしい“楽しい記録”のかたちを見つけていきます。
何かを始めるきっかけは、
案外、さりげないところに潜んでいる。
SNSで目にした、憧れの人の夜の習慣。
ベッドサイドで静かに手帳を開くその姿が、なぜか心に残った。
あの小さくて、豊かな時間を。
私も、味わってみたい――。
そんなささやかな好奇心とときめきから、
私の「ライフログ」は始まった。
そっと綴る時間に憧れて


SNSでふと目にとまった、彼女の投稿。
憧れの彼女が、夜のベッドサイドで書いていたのは「ライフログ」。
手帳って、“ちょっと意識高い人のもの”だと思ってた。
でも、静かな夜に手帳を開く彼女の姿は、
飾らず自然で、どこか「豊か」に見えた。
――私も同じように書けたら、
毎日が少しだけ特別になるかもしれない。
そんな小さな憧れが、日常にそっと色を添えていく。
真似したいと思ったこの気持ちは、
きっと、新しい習慣の始まりなのかもしれない。
一目惚れから、はじめてもいい

何気なく立ち寄った雑貨屋で、ふと目に止まった手帳。
表紙には、小物を入れるのに便利そうなポケット。重さもちょうどいい。
慣れ親しんだ文庫本サイズというのも、なんだかしっくりくる。
どうやらこの手帳は「funlog(ファンログ)」というらしい。
中をめくると、マンスリーページと、1ページに2日分のログを書けるページがある。
――このくらいのスペースなら、私にも書けそう。
Cherish each day, and savour every moment of your life.
まるで、この手帳が私に話しかけてくれているみたいだった。
続けられる自信なんて、正直まだない。
でも大切なのは、「書けるかどうか」より「書きたくなるかどうか」。
今はただ、ときめいたこの一冊に、
小さな気づきを書き留めてみようと思う。
書きたいのに、書けない?

入浴剤を入れたお風呂で温まったあと、肌触りのいいパジャマをまとう。
お気に入りのマグカップには、甘い香りのココア。
そしてその横には、もちろん「funlog」。
「憧れの彼女に少し近づけたかも?」
なんて思ったのに、最初の一文字がまったく出てこない。
そもそも何を書けばいいんだろう。
「ライフログ」ってどう書くのが正しいんだろう。
ココアをひとくち飲んで、ふぅっと息を吐く。
あ、そうだ。そもそもこれは誰かに見せるものじゃない。
決まったルールもないし、私がよければそれでいい。
そう思うと、少し肩の力が抜けた。
ページを開くと、「today is」の文字。
よし、まずはここから書いてみよう。
日付を書いて、曜日の頭文字に丸をする。
今日はよく晴れていたから、お日様マークにも丸。
左にある3つのスペースには今日の予定を簡単に。
レイアウトに誘われるままに一筆を走らせたら、
何だか「書く」ことへのハードルがぐっと下がったように感じた。
そうだ、さっき観た映画の感想でも書いてみよう。
タイトル、心に残ったセリフ、それを観て感じたこと。

そこからはあっという間だった。
どんどん言葉が溢れて、気づけばページは黒い文字でびっしり埋まっていた。
あっちこっちに話は飛ぶし、まとまりもない。
それでも自分なりに丁寧に書こうと思えたのは、
きっと「あの姿」になりたかったから。
「もっと色ペンを使ったほうがよかったかも」とか
「もっと良い書き方があったかも」とか、ちょっと悔しい気持ちもあるけれど。
何より、“書けた”という事実が、なぜかちょっとだけ誇らしかった。
ふりかえり
憧れから始まった「ライフログ」。
まだ書き方はぎこちないし、試行錯誤の日々だけれど、
文字やページが増えていくたびに、なんとも言えない充実感を感じる。
誰に見せるわけじゃない。
私だけのライフログ。
Cherish each day, and savour every moment of your life.
小さなときめきたちが、これからも日々を少しずつ輝かせてくれるはず。

funlog(ファンログ)

手帳をはじめとした、ライフログを楽しむためのアイテムが揃うブランド。
日々の暮らしや趣味の記録……ライフログが紡ぐ毎日の充実感を、商品を通してお届けします。
登場した手帳
“カンタン”で“楽しい”マークスのライフログ用日付フリー手帳
A6サイズで半年分(184日)の、軽く持ち運びしやすい、ライフログ初心者にもおすすめの1冊です。6ヶ月分のマンスリーページと、2日1ページのデイリーページが6ヶ月分の、たくさん書き込まなくても気軽に楽しめるフォーマットで、続けやすいのも嬉しいポイント。


