#3 2冊目の手帳と小さなときめき|ライフログ、たのしいかも。
手帳をひらいて、ペンを持つ。
だけど、何を書けばいいのかわからなくて、そっと閉じてしまう——そんな日があってもいいと思う。
“書けない日もOK”、“貼るだけでもOK”。
小さな「楽しい」を残すことから、ライフログははじまるのかもしれません。
連載「ライフログ、たのしいかも。」では、ライフログを気軽に続けやすい「funlog(ファンログ)」とともに、自分らしい“楽しい記録”のかたちを見つけていきます。
「今日も書けた」——その小さな達成感が、
思っていた以上に心を軽くしてくれる。
手帳を開く時間が、いつの間にか生活に溶け込んでいく。
たくさん書きたい日もあれば、ほんの一言で終わる日もある。
そのどちらも、ちゃんと“今の自分”を映している気がする。
「書きたい」という気持ちのゆらぎに身を任せるように、
私はもう1冊、新しい「funlog」を迎えてみることにした。
書きたい気持ちに寄り添う


推しの配信をリアルタイムで見た夜。
テンションが上がって、ページいっぱいに感想やハイライトを書き込んだ。
おいしいものをたくさん食べた日には、
写真だけでは物足りなくて、味や香り、店の雰囲気まで文字に残したくなる。
気分が弾む日は、自然と筆も進む。
反対に、ちょっと疲れた日や何も書くことが浮かばない日は、ほんの数行だけ。
――「サクッと書く日」と「じっくり書く日」。
その日の気持ちに合わせて書き分けたくて、もう1冊「funlog」をお迎えしてみた。

「ましかく」な形がコロンとかわいらしい1日1ページタイプ。
日付がないから、1日に2ページでも3ページでも書いてOK。
この前まで、手帳もライフログも初心者だった私が、
2冊使いに挑戦するなんて自分でもびっくり。
でも、気の向くままに手帳を選び、書く時間を楽しむのは、
ちょっと贅沢で、なんだか心がときめく。
ページに想いを閉じ込める


姪と公園で過ごした休日。
いい大人なのに本気で鬼ごっこをしたり、
砂場で泥まみれになりながらお城を作ったりする時間が、なんだか特別に思えた。
このほっこりとした気持ちを綴るのは、もちろん新しい相棒。
何ページでも書いていい安心感があって、やっぱりお迎えしてよかったなと思う。
「はい!」と小さな手で渡してくれたのは、折り紙で作ったかわいらしいきのこ。
絶対になくしたくなくて、そのままページに貼りつけると、
文字だけでは残せない質感や思いまで閉じ込められた気がした。

——文字を書くだけじゃなく、何かを貼ったり、絵を描いたりしてもいいんだ。
そんなことに気づけたのも、2冊使いを始めたおかげかもしれない。
名前をつけるということ

仲間が増えると、手帳への愛着もいっそう深まる。
——そういえば、アンネ・フランクは日記に「キティ」という名前をつけていたっけ。
気恥ずかしいけれど、あれこれ悩んでそれぞれ名前をつけてみた。
不思議なもので、名前をつけると手帳がただ書くための道具ではなく、
対話する相手のように感じられる。
いい意味で自分を客観視できる気がして、
今日も私は2人に語りかけるように筆を走らせるのだった。

ふりかえり
最初は、1冊を続けるだけでも十分だったのに、
今は机の上に2冊の手帳が並んでいる。
たくさん書きたい日も、ちょっとだけ書く日も、
どちらも大事で、どちらも愛おしい。

ページをめくるたび、今日の出来事や気持ちをたっぷり書けるよろこびが増えていく。
名前をつけたことは小さな合図にすぎないけれど、
それぞれに親しみを感じながら向き合う時間を大切にしていきたい。

funlog(ファンログ)

手帳をはじめとした、ライフログを楽しむためのアイテムが揃うブランド。
日々の暮らしや趣味の記録……ライフログが紡ぐ毎日の充実感を、商品を通してお届けします。
登場した手帳
A6サイズで半年分(184日)の、軽く持ち運びしやすい、ライフログ初心者にもおすすめの1冊。6ヶ月分のマンスリーページと、2日1ページのデイリーページが6ヶ月分の、たくさん書き込まなくても気軽に楽しめるフォーマットで、続けやすいのも嬉しいポイント。
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