#4 もやもやした日は、書く日和|ライフログ、たのしいかも。
手帳をひらいて、ペンを持つ。
だけど、何を書けばいいのかわからなくて、そっと閉じてしまう——そんな日があってもいいと思う。
“書けない日もOK”、“貼るだけでもOK”。
小さな「楽しい」を残すことから、ライフログははじまるのかもしれません。
連載「ライフログ、たのしいかも。」では、ライフログを気軽に続けやすい「funlog(ファンログ)」とともに、自分らしい“楽しい記録”のかたちを見つけていきます。
うまくいかない日が続いたり、なんとなく気持ちが沈むことってある。
そんな夜は、SNSもテレビも閉じて、ただ静かにページをめくる。
言葉にならない思いこそ、そっと書きとめておきたくなる。
もやもやを抱える帰路で
今日はなんだか、うまくいかなかった。
帰りの電車で窓の外をぼんやり眺めていたら、ふとため息がこぼれる。
誰かと話す元気もなくて、ただこのもやもやした気持ちを、どこかに置いていけたらと思った。

家に着いて、着替えて、お茶をいれる。
ようやくひと息ついたところで、「funlog」を開いてみる。
もう、うまく書こうなんて思わない。
いつも静かに寄り添ってくれる相棒に、思ったことをそのまま綴る。
少し乱れた字や走るペン先が、今日の私の心を映しているようだった。
感情の輪郭が見えるとき

どうしても許せなかった一言。
わかってもらえなかった悔しさ。
文字にしてみると、少しずつ整理されていく。
「私、これが嫌だったんだ」
「ここが引っかかってたんだ」
言葉にすることで、心の中に散らばっていた感情が静かに整っていく。
ふと目に入った数日前のページには、
「今日のプレゼンは、部長にほめられて本当に嬉しかった!」
と弾む文字。

今日との落差に、思わず笑ってしまう。
そうか、いい日もちゃんとあった。
気持ちは天気みたいに変わるもの——
そんな当たり前のことに気づけて、少し肩の力が抜けた。
自分を救う過去の自分

日々を書きとめるうちに、
感情の波を少しずつ「見える化」できるようになってきた気がする。
ネガティブな気持ちも、文字にしてしまえば
心とのあいだに、ほんの少しの距離が生まれる。
書き終えたページを見返すと、
乱れた文字さえ「ここまで吐き出せたんだ」と思えて、不思議とすっきりした気持ちになっていく。
そして、ときには過去のページが、未来の自分を助けてくれることもある。
数日前の嬉しそうな言葉や、楽しかった記録に触れると、
「この気持ちも、きっと一時的なものなんだ」と思えてくる。

だから、どんなにネガティブな日も、
最後は前向きなひとことで締めくくろうと思った。
日々のどこかには、必ず小さな晴れ間がある。
それを少しでも残しておけたら、きっと未来の自分が救われる気がするから。
ふりかえり
どんな気持ちも書ける場所がある。
もやもやした日も、言葉にならなくてもいいからページを開いて、
ただ少しだけ、自分と向き合ってみる。
書くうちに心がほどけていく日もあれば、
書いてもまだ、胸の奥に重たさが残る日もある。

でも、そのどちらも「私の1日」としてページに刻まれていく。
心が晴れた日も、曇った日も、
「funlog」は変わらず、静かに私のそばにいてくれる。

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