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アバンウッド曲げ木マウスパッド

STORIO(ストーリオ)

無垢材を曲げ、素材の可能性を最大限に引き出した、
“エンジニアリング”プロダクト

マウスパッド(ブラック)/STORIO(ストーリオ)

  • マウスパッド(ブラック)/STORIO(ストーリオ)

天然無垢材ならではの美しい木目と心地のよい手触りが魅力

マウスパッド(ブラック)/STORIO(ストーリオ)

商品コード:SRO-MP01-BK

サイズ/パッケージ:H250×W138×D42mm
本体:H240×W130×35mm
重量/100g
素材:カエデ無垢材(新潟県産)
◎黒染、つや消し塗装仕上げ
◎箱入り
◎保証書付
◎Japan

※マークスタイルトーキョー限定ラッピング(有料)
●有料ラッピング/包装紙(商品コード:LAP-EC01-W)
●有料ラッピング/ギフトバッグ(商品コード:LAP-EC02-G)

※無料の通常ラッピングについてはこちら>>

販売価格:9,504円(税込)

個 数: 個


ソリッドなぬくもりを感じさせる、木製プロダクト。

ヒトの指先の感覚は、身体の中でも特に敏感だ。目に見えない凹凸を認識し、私たちの心理に変化を起こす。「触れたい」。これだけで、官能に作用することもあるのだ。 触れた時、無条件に安らぎとぬくもりを与えてくれる素材がある。「木」だ。長い歴史の中で、私たちは木造住宅に暮らし、「木の文化」を尊び、「森の国」と自らを呼んでいる。だが、どれだけ木のことを知っているのだろうか。


きわめて薄く、堅い無垢材を曲げ、モダンデザインのプロダクトをつくり上げる「STORIO(ストーリオ)」。“美しい木目”という、一見見慣れたテクスチャーを持ちながら、「木製」「曲げ木」と呼ぶには、あまりにも硬質な佇まいを同時に醸し出している。

無垢材が「クラフト」を脱ぎ、「モダン」を手に入れる挑戦。

「STORIO」のプロダクトへのアプローチは、独特だ。代表・木村和久氏は、かつて家電メーカーで生産技術やシステムに携わっていた。製造業が大量生産から多品種少量生産に移行し、さらには「一品一仕様」になると見通しを立てた木村氏は、適した素材として「木」に注目していた。その後独立し、「STORIO」を設立。木材家具キット、木材部品の製作、販売を手掛けるビジネスモデルを確立しながら、さらなる独自性を追求していく中で出会ったのが、曲がった無垢材だった。


「曲げ木」といえば、成形合板の製品が一般的だ。薄くスライスした厚さ0.2~1mm程度の木の板を重ね、接着することでカタチを作り出すこの技術は、複雑な曲面を可能にした。1955年、アルネ・ヤコブセンのデザインによる「セブンチェア」が登場し、デザイナーたちは「木工家具」をモダナイズすることに成功した。デザイナーの持つ強いイメージを具現化したそれは、自由なアイデアに技術が追い付いたのである。木村氏は、一枚の美しい無垢材が造形を獲得しプロダクトを生み出すことができれば、見た目の美しさ、素材としての機能性、そしてビジネスとしての独自性をカタチにできると考えた。家具よりも製品がさらに小さくなることで、加工が困難になることは間違いない。が、オリジナリティの可能性は大きく広がる。

ものづくりの工程を知り尽くした、エンジニアリングのアプローチ。

「堅木(かたぎ)の小径曲げ」。木村氏は、木工業界がこれまで踏み込んでいなかった領域だったことに気づいた。業界の常識であった「硬い木は小さく曲げられない」。だったら「木を強くすればいい」。それは素材の基礎研究から始めることを意味し、木村氏は大学に籍を置き、国内で発表された曲げ木に関する入手可能な論文のほとんどに目を通した。


同時に、デザインに合わせて加工機械を自らの手で製作した。 素材の研究を重ね「なにができるのか」と「なにができないのか」を明確に見極める。そして必要であれば、加工機械も試験機も自作し製品の品質まで見極める。 “エンジニアリング”のアプローチである。

デザインと技術を進化させる、「あったらいいな」。

無垢の堅木が曲がることを応用してプロダクトを製品化するために、さまざまなアイテムを試作した。まず手を付けたのが、マウスパッドだ。CADを使うエンジニアの職業病ともいえる重度の肩こりと腱鞘炎を患っていた木村氏。かねてから「少しでも楽に作業したい」との思いもあったが、エンジニアの発想として、曲げ木の機能性を活用するためのデザイン(設計)候補の中にマウスパッドを入れていた。


木村氏の着想は、デザイン(設計)と技術に基づいている。「デザイン(設計)」とは、“《機能的な》形をつくる”こと。いわゆる見た目を担うものではなく、《使う人にとって快適な機能》を設計することだ。そして「技術」は、デザイン(設計)を追い、進歩していくもの。木村氏にとっての、ものづくりの「両輪」である。

曲げ木の機能性を「快適さ」に落とし込んだマウスパッド。

「STORIO」のマウスパッドのリスト(手首)レストこそ、曲げ木の持つ《使う人にとって快適な機能》が最大限に発揮されている箇所はないだろう。かつて木村氏も一般に市販されている低反発クッションつきのマウスパッドを使用していた。低反発クッションは、一見手首の負担を“やさしく”軽減するように思われる。が、手首を「動かしている」時は、その動きに追従しない。したがって負担を軽減しているわけではないのだ。実際のところ、1週間もすれば使用者の手首の形状と同じカタチになって凹み、手首を置く台座程度にしかならない。「STORIO」のマウスパッドは、木ならではの「バネ性」を活かし、わずかな動きもリストレストがアシストする。さらには、手の接触面積が変わらないため、長時間や夏場の使用の際も汗で蒸れることがない。低反発クッションの汗ばんだ不快感を経験したことがある方なら、「STORIO」のマウスパッドの快適さは想像に難くないだろう。木の弾性はもとより、肌触りのよさをも取り込んだ「STORIO」の名プロダクト。バネ性の「クオリティ」を維持する必要から、耐久性を確保できたら製品化しようとさらに試作を重ねた。

「快適」という、エンジニアリング発想のデザインの根拠。

どの角度から見ても“収まりのよい”フォルムのマウスパッド。“全身”の傾斜角度や高さ、リストレストは、使う人の快適さを実現するために機能性をデザインした結果、生まれた形状だ。同時に木村氏が求めるのが《見る人が快適と感じる造形》。リストレストの曲げ部分は、そのストイックな薄さがある種の機能美を強く主張しているが、パッド部分との差が違和感にならないようエッジを30度削り、連続性の美しさをつくり上げた。


「STORIO」のマウスパッドが最も映える空間は、独立した部屋、背もたれの大きなチェアと、それにふさわしい重厚なデスクを想定した。デジタル周辺にありがちなイージーでチープなガジェットとは一線を画す、無垢材のナチュラルな質感と、染めによる色合い、そして《見る人が快適と感じる造形》。マウスパッドがもっとも“見られる” デスクの正面から見た造形は、スポーツカーを意識した設計だという。

美しい輝きを放ち、もっとも製品に適した素材が、地元新潟に

「STORIO」が拠点を置く新潟県は、燕三条をはじめとするものづくりが盛んな地域。同時に、日本有数の豪雪地帯でもある。「STORIO」のプロダクトに使われているのは、新潟県糸魚川市・雨飾山麓で育った、樹齢100年のイタヤカエデだ。「STORIO」は当初、メープルやウォルナットなど「世界中の木」を選択肢に入れていた。エンジニアリングとして手に入る木材すべてを試した結果、製品にもっとも適していたのが、地元新潟のカエデだった。堅木の曲げ加工で重要なのは素材の鮮度だ。新鮮であればあるほど耐久性が高く、加工に適している。植生を把握していることも、加工するうえで必要な情報だ。


新潟特有の重い雪が木をいじめ、根本に「杢」をつくる。プロダクトに美しい輝きを付加するのだ。「いい製品をつくる」というゴールがあり、良質な原材料を求めたエンジニアリングを経ての、「地産地消」との邂逅。木の育った場所、伐採の時期など、さまざまな条件で木材は性質が変わる。プロダクトにふさわしい木を探すのは、地元の山師だ。木を見極め、持ち主を探し、売買交渉をする。伐採師が切り出した木を分け、急斜面から山道に降ろし、運搬する。本来は薪を得るための山が、プロダクト製作をきっかけに、再生されようとしている。山の仕事とかかわり、里山に手を入れることは、「STORIO」には想定外だったが、創業者木村にとっては、いつか関わりたい領域であった。

山を活性化するしくみを生み出した「適材適所」のビジネス

「適材適所」という言葉がある。建築で理にかなった木材の使い分けをしてきた、日本らしい表現だ。「STORIO」のプロダクトは、無垢材と曲げ技術を中心にして、新潟の里山から顧客までを巻き込み、「理にかなった」ビジネスを生み出した。普段触る機会のない堅木が、プロダクトとなり手に触れる。木のぬくもりと強化処理のフラットな質感がミックスしたその感触は、これまでに触れたことのない手触りをも実現した。まだないビジネスへの挑戦が生んだプロダクトを携えて、あらたな領域に手を伸ばし、まずは「触れて」みてはいかがだろう。

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